都道府県別温泉案内
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和歌山の温泉の特色 |
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和歌山県には明るいイメージがある。おそらくそれは陽光降り注ぐ南紀白浜のイメージから来るのであろう。南紀白浜温泉は関西圏最大級の観光温泉地。しかるに温泉としての歴史は万葉の時代に遡る。御崎の海岸線に点在する湯壷はかつて「湯崎七湯」と呼ばれ、今も入浴できるところがある。ここから潮岬(しおのみさき)周辺にかけて風光明媚な温泉地が連なる。関東で言えば伊豆半島のようだ。大阪・京都から直通特急も多く便利だ。一方、世界遺産に登録され有名になった「熊野古道」周辺には歴史ある名湯が点在する。熊野大社近くの湯の峰温泉、河原の大露天風呂で知られる川湯温泉などがお勧め。湯の峰温泉の「つぼ湯」は世界遺産に登録された古湯で、世界中で温泉風呂が登録されているのはここだけではないだろうか。龍神温泉は日本三美人湯として、昔から女性に人気の温泉地。現在、紀伊半島には活火山はないが、一万年以上前は火山活動が活発だったと云われる。また、白浜沖の海底には約100度の湯が噴き出すところが確認されている。ここはフィリピンプレートがユーラシアプレートにも潜り込むところにあたる。そのため摩擦により地熱が高いという有力な説がある。歴史ある古湯とリゾート温泉がともに楽しめる県だ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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