川端康成の「雪国」の舞台
湯量豊富で交通至便な温泉地
谷川連峰のすぐ北側にあり、大規模な旅館・ホテルが建ち並ぶ近代的なリゾート温泉地。明治の頃は3件の宿しかなかったそうだ。1931年(昭和6年)に清水トンネルが開通するまで上州(群馬)側の水上温泉と共に熊が出るほど山間の秘湯だった。1982年(昭和57年)に上越新幹線開通。工事期間中湯量が減少する苦難に見舞われたが、温泉集中管理事業が成功し有名温泉地の地位を守った。1985年(昭和60年)に関越自動車道が全通するとさらに交通至便に。ただ交通の便が良くなると開発が進み、リゾートマンションが建ち並んで温泉町の雰囲気が薄らいでしまった。ただ最近はまた落ち着いた温泉地になってきている。冬は勿論スキー・スノボ客で賑わう。スキーリゾートとしても有名なところだ。積雪期に車で行かれる方はチェーンを忘れずに。小説で知られるようにトンネル手前の群馬県側に雪がなくてもここは「雪国」だ。また紅葉の時期はかなり混雑する。共同浴場は5ヶ所ある。小説を片手にトンネルの先にあるものを確かめよう。
日帰り温泉問合せ: 湯沢温泉観光協会 025-785-5353 宿泊は宿一覧参照
越後湯沢共同浴場めぐり