祖谷渓・大歩危
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山の高所に自生する「シラクチカズラ」を編み、それを連ねて造った原始的な吊り橋。カズラは強靭な丈夫さと耐久性を持つ。起源は弘法大師が村人の利便ために造ったという説や、平家の落人が敵が来てもすぐに切り落とせるように造ったなど諸説ある。いずれにしても江戸時代の初期には祖谷地区で数ヶ所に架かっていたことが確認されている。現在は観光用に有料で渡れるようになっていて、安全面から鋼鉄ワイヤーで補強されている。しかしワイヤーは外から見えないように工夫されている。長さ45ｍ、川面からの高さは14ｍ。国指定重要有形民俗文化財。